身体が柔らかければいい?『柔軟性とは?』

今回は☆ムーブメント(コンディショニング)の要素でもある、「フレキシビリティ(柔軟性)」についてお話ししていきます!

皆さんは「柔軟性」と聞いて何を思い浮かべますか?
前屈や開脚や新体操など、『身体が柔らかさ』を思い浮かべると思います。
そもそも“フレキシビリティ(柔軟性)”とは、筋肉・腱がどれだけ伸びることができるかを指します。
スポーツだけではなく日常生活の中でも、筋肉が伸縮し関節を適切にサポートするうえでも柔軟性は重要です。

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このように”フレキシビリティ(柔軟性)”が高い人は、筋肉・腱が伸びやすいため『可動域』が広くなる傾向があります。

しかしフレキシビリティ(柔軟性)が高いだけでは必ずしも「全ての動き」が正しくできるわけではありません。
正しく身体を動かすためには、関節の『可動性』が欠かせません。
『可動性』とは、関節を自分のコントロールの元で可能な限り動かす能力のことを指します。
関節は「動いてもほしいし安定もしてほしい」のです。

柔軟性を高めるためにはストレッチが手軽にでき効果的ですが、筋肉・腱が柔らかくなった分「関節の安定性」が失われてしまいます。
仮に柔軟性が高く可動性が低ければ、動作の中で関節が不安定になり怪我や痛みといった身体のトラブルに繋がってしまいます。
柔軟性はあるが腰痛や肩こりで悩んでいる方は非常に多いです。
そのような方は“可動性”が低く、身体のコントロールができていない状態にあります。
一見、前屈や開脚がピカ~とできていたら見栄えはいいですが、その動きは可動性の中でできているのか?が重要です。

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「柔軟性と可動性はイコール(=)の関係性ではありません」

柔軟性だけ~や可動性だけ~というようにどちらかに偏らず、両方をバランスよくトレーニングすることが日常生活を送る上での正しい身体へと繋がっていきます!